2024.01.20 Sat
御嶽駅周辺の医療機関
JR青梅線御嶽駅周辺の医療機関を視察
御嶽(みたけ)駅は、東京都青梅市御岳本町にあるJR東日本の青梅線の駅のひとつです。駅番号はJC 69が割り当てられています。
1944年(昭和19年)に青梅電気鉄道が戦時買収私鉄指定による国有化されており、かなり歴史のある駅のようで、リニューアルされた駅舎の正面にはその名残が伺えます。
武蔵御嶽神社や御岳山、高水三山など山岳地帯へのハイキングの入口となる駅としても利用されます。
御嶽駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホームの有効長は6両編成に対応しています。
かつては青梅駅管理の業務委託駅でしたが、2016年4月1日より無人化されています。登山客が多いため、登山計画書提出箱が設置されています。
2019年2月15日のリニューアルオープンにより、待合室が整備され、情報発信スペースが追加され、レンタルサイクルが設置されているようです。
- 登山者用の駅として利用される御嶽駅
街のお医者さんのクリニック探索には、ひとつの大きなコンセプトがございます。できるだけ、散策する前に駅周辺の情報やクリニックの所在地などの事前情報を極力インプットしない状態で取材します。
理由はいくつかあるのですが、まずクリニックの看板や広告の視認性のチェックと、商業圏の中での医院やクリニックの在り方や馴染み方、診療科目の傾向や周辺の住宅密集度との関係性を、実際に直接視察することでどの程度認識できるかという、医療的なマーケティング調査も兼ねているからです。
今回は他の複数の取材と並行して奥多摩の現地へ初めて訪問しましたが駅の周辺を見る限り、記事にできるかどうかの不安がよぎったのは正直な気持ちです。
- 目の前に広がるのは山々と渓流のみ
クリニック医院の診療科目と数
高尾線御嶽駅周辺のクリニック医院の診療科目別の所在数をまとめました。
- 総合病院
- 0
- 内科
- 0
- 精神科
- 0
- 神経科
- 0
- 神経内科
- 0
- 呼吸器科
- 0
- 消化器科
- 0
- 胃腸科
- 0
- 循環器科
- 0
- 小児科
- 0
- 外科
- 0
- 整形外科
- 0
- 形成外科
- 0
- 美容外科
- 0
- 脳神経外科
- 0
- 呼吸器外科
- 0
- 心臓血管外科
- 0
- 小児外科
- 0
- 皮膚泌尿器科
- 0
- 皮膚科
- 0
- 泌尿器科
- 0
- 性病科
- 0
- 肛門科
- 0
- 産婦人科
- 0
- 産科
- 0
- 婦人科
- 0
- 眼科
- 0
- 耳鼻咽喉科
- 0
- 気管食道科
- 0
- 放射線科
- 0
- 麻酔科
- 0
- 心療内科
- 0
- アレルギー科
- 0
- リウマチ科
- 0
- リハビリテーション科
- 0
- 歯科
- 0
- 小児歯科
- 0
- 矯正歯科
- 0
- 口腔外科
- 0
- 整骨院
- 0
- 接骨院
- 0
- 鍼灸院
- 0
※厚生労働省:レセプト電算処理システム用診療科コードに準拠
御嶽駅周辺のとてものどかな雰囲気が良い
御嶽駅周辺の基本の散策
今回の取材はJR青梅線を乗り継いで現地到着する達成感から堪能したいところでしたが、土地勘がまったくないのと他の複数の取材の抱き合わせであるのと、待ち時間が多い事がなにより苦手な取材者の都合により、やはり自動車での移動で現地取材となりました。
駅周辺にはパーキングがいくつかあるようですが、御嶽駅から少し距離が離れていたり、料金がやや高めに感じていたので、最終手段のGoogleを導入して駐車場検索をしてしまいました。
結果的に駅から徒歩3分もかからないところにリーズナブルなパーキングを発見! 平日の午前中ということもあり、スムーズに駐車していざ現地取材です。
とりあえず御嶽駅をスタート地点としたいため、駅に向かいます。
駅は2019年にリニューアルされたばかりで新しく、待合室もある無人駅です。
駅前にはお土産やアルコールなども販売している多目的案内所がありましたが、丁度定休日だったようで、中の様子をうかがい知ることはできませんでした。
駅前には大きなガイドマップがあり、どうやら『秩父多摩甲斐国立公園』ということで、奥多摩と埼玉県の秩父を有する国立公園のようです。
駅前には案内所(火曜日定休日?)を含む清涼飲料水の自動販売機、大小2サイズのコインロッカー(300円/500円)、電話ボックスと、ちかくにバス乗り場があります。
ちなみに電車は1時間に1~2本の運行がデフォルトなので、自動車で来れた取材者は、もうすこし心のゆとりをもって、気長な旅を楽しめるような大人になれるようにと見えない星に祈りを捧げました。
とてものどかなで近代的な雰囲気がたまらない御嶽駅
御嶽駅周辺の様子
駅前はすぐに青梅街道であり国道411号線があり、目前に見えるのは御岳山(違うかもしれません)だそうで、道路のすぐ向こうには多摩川の渓流が流れています。
駅舎を出たとたんに気が付くのですが、ここにはクリニックは存在しないかもしれないと直感的に感じました。
駅前の青梅街道にあるT字路の右手にはお土産屋さんと思しきお店と雑貨屋さんのような福田屋本店があり福田薬品と記載があります。その日は定休日だったのかもしれませんが、簡単や医薬品や医薬部外品を購入できるお店なのかもしれません。
T字路の左手にはとても美味しそうな町中華的なお店があり、こちらは営業中でかなりリーズナブルが価格で直ぐにでも食べたいところでしたが、取材がいくつかあったため断念せざるを得ませんでした。
駅前の青梅街道を右手に少しいくと、カフェや手打蕎麦屋さん、お肉屋さんや宿屋さんがありましたが、その先にもクリニックや医院などの看板すら見つからないため、反対方向に青梅街道を散策します。
バス停の近くにはお食事ところや渓流下りやカヌーなどのためのグッズショップのような店舗がありましたが、それ以外はやはりところどころ民家が見られる程度で、この周辺には医療機関は発見できませんでした。
駅前の大きな橋からは、奥多摩の壮大な渓流が美しかったです。
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橋を渡った向こう側にも、民家は点在していましたが、やはり医療機関やクリニックの存在をしめす証跡は一切確認できず、今回はひとつの医療機関も発見できず終了することになります。
当然ですが、医院経営も患者さんがたくさん来て成立するわけですから、あまりにも居住人口が少ない地域においてクリニックを経営することは不可能であることを痛感します。
医療機関はある程度の人口密集度が必要になる
人口密度が少ない観光地等で病気やケガをしたとき
やはり、すぐ近所に医療機関がない場合に、現地に住んでいる医療事情というのは物凄く気になるところです。
JR青梅線やバスは運行しているものの、ある程度の人口密集地域まで出向かないとクリニックへの通院は不可能ですから、定期的な通院をするのはとても困難になることが予想されます。
ですので、今回は現地取材とは別に、文献やネット検索などの実地外調査をしてみました。
結果的には、徒歩や自転車の移動圏内に医療機関がない地域の方は、特別な場合を除いて自然治癒で病気やケガを治すことが前提となるようです。
もちろん歯科治療や外科治療、救急医療などが必要な場合は、車や電車での移動が必要となりますが、原則としては病気やケガをしにくい健康状態を心掛けていることが自然な生活習慣となります。
家庭の医療で対処することが多い
確かに、車や電車である程度開けた地域にでかけたり買い物の際に必要な医薬品類を購入しておけば応急措置できますし、よほどの事でない限り病院の診察に通うのは大変ですから、気軽に医療機関を利用しなくても良い状態が標準的な価値観になっているかもしれません。
それでも歯科治療や大きな病気やケガの治療などは、通院する必要がありますので、医療機関が日常的に必須な世帯は、居住するには向いていないかもしれません。
自然治癒と自己治療は必須要件
登山観光の御嶽駅と医療機関
今回、駅周辺および近隣には医療機関は発見できませんでしたが、置き薬という応急措置の医療の文化が日本にあったことを彷彿させる取材となりました。
そして、多摩川の渓流や御嶽山の素晴らしい景観を見ていると、のどかな雰囲気に吸い込まれて離れがたくなってしまいました。
帰り際の渓流入り口付近に、時代を感じさせる美容室の看板を見つけました。
もちろん、すでに営業はしておらず空き家のまま佇んでいましたが、晴天に恵まれた取材日の日中の日照りが強いためノスタルジックに浸る暇もなく、そそくさと取材の撤収となりました。
とにかく景観と駅周辺の佇まいがとても大好きになり、青梅線でゆっくりと訪れて、駅前の町中華を食してみたい、そんな御嶽駅でした。
人口密度が少ない観光地等に行くときは救急箱持参が推奨されます
2023.05.12 Fri
病院なびドクタビュー [他社サービス]を追加しました
ドクトルネットのWebコンテンツに『病院なびドクタビュー [他社サービス]』を追加しました。
病院なびドクタビューとは、株式会社eヘルスケアさま運営のメディカルメディアです。
病院なびドクタビューは医師の専門分野や診療に対する想い・理念などを全国の患者さんへ伝える情報発信サービスです。サービス提供元は東京都千代田区の株式会社eヘルスケア。
https://doctorview.byoinnavi.jp/lp/about/index.html病院なびドクタビューの特長
- 医療専門の取材担当者によるインタビュー
- 医療分野に特化したライティング
- 雰囲気をしっかり伝える写真撮影
2023.02.21 Tue
読売ランド前駅周辺の医療機関
小田急電鉄小田急線読売ランド前駅周辺の医療機関を視察
神奈川県川崎市多摩区西生田三丁目にある相対式ホームで2面2線を有する地上型駅である。両ホームは線路上をまたぐ跨線橋(こせんきょう)で連絡しており、エレベーターが設置され両ホームには待合室が設置されている。
駅名はもともと西生田駅とされていたが、1964年のよみうりランド開園に伴い、現在の駅名に改名されている。ただし、駅名からは最寄りの印象を持たれがちだが、よみうりランドまでは2Kmほど離れており、バスや車での移動が望ましい距離感となります。
京王よみうりランド駅とは離れた別の駅であるため、待ち合わせなどでは注意が必要となります。
両ホームは駅は準急および各駅停車の一般的な駅構内となっており、北口と南口改札がある。 1日平均乗降人員は27,849人(2021年度)で小田急電鉄70駅の中では第32位の乗降人員となります。
今回は電車乗車時のリスク、所要時間や移動性の関係などを考慮させていただきまして、今回は自動車での移動による取材とさせていただきました。
実は読売ランド前駅は幼少期に訪れたことがあったり、10年以上前となりますが仕事の関係で何度か訪問した駅周辺地域となるため、なんとなく望郷感を覚えてしまう駅でもあります。
- よみうりランド-望郷編-
でございます。
街のお医者さんのクリニック探索には、ひとつの大きなコンセプトがございます。できるだけ、散策する前に駅周辺の情報やクリニックの所在地などの事前情報をできる限り事前にインプットしない状態で取材しています。
理由はいくつかあるのですが、まずクリニックの看板や広告の視認性のチェックと、商業圏の中での医院やクリニックの在り方や馴染み方、診療科目の傾向や周辺の住宅密集度との関係性を、実際に直接視察することでどの程度認識できるかという医療機関の視点的なマーケティング調査も兼ねているからです。
そのような理由から、できるだけ地域住人や患者視線でのクリニック散策を重要視しており、事前調査なしでの現地調査となるため、医院数などについては正確なデータではありませんので、あらかじめご了承いただけましたらと存じます。
クリニック医院の診療科目と数
小田急電鉄小田急小田原線読売ランド前駅周辺のクリニック医院の診療科目別の所在数をまとめました。
- 総合病院
- 0
- 内科
- 2
- 精神科
- 0
- 神経科
- 0
- 神経内科
- 0
- 呼吸器科
- 0
- 消化器科
- 0
- 胃腸科
- 0
- 循環器科
- 0
- 小児科
- 0
- 外科
- 0
- 整形外科
- 1
- 形成外科
- 0
- 美容外科
- 0
- 脳神経外科
- 0
- 呼吸器外科
- 0
- 心臓血管外科
- 0
- 小児外科
- 0
- 皮膚泌尿器科
- 0
- 皮膚科
- 0
- 泌尿器科
- 0
- 性病科
- 0
- 肛門科
- 0
- 産婦人科
- 0
- 産科
- 0
- 婦人科
- 0
- 眼科
- 0
- 耳鼻咽喉科
- 1
- 気管食道科
- 0
- 放射線科
- 0
- 麻酔科
- 0
- 心療内科
- 0
- アレルギー科
- 0
- リウマチ科
- 0
- リハビリテーション科
- 0
- 歯科
- 4
- 小児歯科
- 1
- 矯正歯科
- 1
- 口腔外科
- 1
- 整骨院
- 3
- 接骨院
- 0
- 鍼灸院
- 1
※厚生労働省:レセプト電算処理システム用診療科コードに準拠
読売ランド前駅周辺は時間がゆっくり流れている雰囲気
基本の散策
読売ランド前駅の南口周辺にはOdakyuOXスーパーや100円ショップのSeria、とんかつのさぼてんやお寿司の京樽をはじめ、コンビニはセブンイレブンとファミリーマート、マクドナルドに日高屋、ドトールコーヒーから箱根そば、ドラッグストアや八百屋などが駅南口周辺に集中して軒を連ねており、これらのフランチャイズ点などを中心に良く利用される方にはきわめて便利な”スーパーコンパクトシティ”といえるのではないでしょうか。
さらに横浜銀行や川崎信用金庫、川崎生田郵便局も集約されているため、医療機関を含めて日常的な生活は駅前ですべて完結すると言っても良いでしょう。
すべてのお店が駅前の徒歩1分以内に集約されているため、一人暮らしの方やシニア世代にとっては二足歩行での移動の労力を要せずに着地できる小さなオアシスといっても過言ではありません。
北口と南口の2つの改札がありますが、北口側は県道3号線、津久井道沿いには、ほぼお店などはなく、両改札の駅前にはロータリーやタクシー乗り場などがないため、車での往来はとてもしにくいといえるかもしれません。
北口側はすぐに森林地帯につながっているため、今回は南口改札方面のみの取材となりました。
駅前通りのコンパクトぶりは前述させて頂いた通りとなりますが、南口駅前は「よみうりランド駅前通り」という商店街に店舗が集約されています。
駅前はほとんどが低階層の建物のため圧迫感はありませんが、自動車がギリギリ2台通貨できる道路には、踏切の手前であるうえ搬入車両が停止していて、隙間を歩行者が往来しているため、自動車での通過はわりと神経を使うことになるかもしれません。
土地勘がほとんどないため、やむおえず北口のパーキングに車を停留させることにしました。
パーキングの料金て課金の区切り方が同じ地域でもことなるので非常に興味深いです。
スモールコンパクトシティの読売ランド前駅周辺
読売ランド前駅南口周辺の様子
前章で説明したとおり、医療機関を含む商業施設などはすべて南口改札付近にまとめられていました。
- ところがここでとんでもない事態に遭遇します。
パーキングに車を停留させたあとに、水分補給および朝食時の飲料として、ルイボスティに加え車の運転時にはかかせないカフェイン飲料であるブラックコーヒーを摂取していたため猛烈な尿意を覚えます。
先日の3時間におよぶ視覚技術研修の状況下では膀胱が破裂するような状況をなんとか乗り切った取材者ですが、今回はほんの数分で物凄い尿意におそわれて、もはや茂みに紛れ込みたい衝動を抑えながらトイレットを探す羽目になりました。
寒さによる体温調整機能の精度の高さによるものなのか、または加齢による泌尿器系等の経年劣化なのか、そんなことを流暢に考える時間は1秒もありません。
最悪な場合、駅の改札を通って有料トイレとして駅のトイレをお借りするかもしれませんが、トイレがどの辺にあるかもわからず、そこまで持たせる自信すら崩壊しているマインドのまま、北口から線路をまたぎ南口へ続く跨線橋(こせんきょう)を足早に昇り降りします。
- 確か昔買い物したような記憶が蘇るスーパー。
- トイレの救世主さま!
そうか、スーパーならトイレもある、2階にはSeriaもあるし、購入が必要な備品もあるし、スーパーで軽食を購入する手もあるし、4つのあるしが一つになって、OdakyuOXのトイレをお借りすることで今月人生2度目の最大のピンチを乗り越えることができました。
- ついでに大きい方もしたかもしれません
Seriaで備品の購入をしているとき、100均にも無人化の波が押し寄せていることを痛感させられるの図。
体験の一環としてPASMO決済してみましたが、先日スマホ決済で物凄くドヤ顔で安売りドラッグストアでお菓子だけ購入していた男性をなぜか思い出してしまいました。
ほとんど誰にでも利用できる道具を得意げに披露したい気持ちがあることは、コーラの瓶が空から降ってきたときに争いが起きるブッシュマン族のごだる理解すべき人間の特性のひとつなのかもしれません。
駅前に医療機関も集約されているため、今回の取材はきわめて歩数節約の合理的な取材ができるようになりました。
スマートシティがなぜ推し進められるのかも、体験をもって実感に昇華した瞬間でもあります。
歯科、耳鼻科、スポーツリハビリテーションをメインにした整形外科、内科・整骨院など、一人暮らしやシニア層向けの診療科目はカバーできるクリニックが駅前の徒歩1分圏内に集約されています。
踏切のすぐそばの建物2階部に一般歯科医院を発見。
路地を少し曲がった先のマンション一階部に耳鼻咽喉科がありました。
駅前通りにもどると、ドラッグストア上にスポーツリハビリテーション整形外科があり、いずれも半径50mぐらいのなかに存在しています。
そこから横浜銀行とマクドナルドを挟んで歯科医院がありました。
さらに数件となりの建物のドトールの上には一般歯科がありました。南口近隣の医療機関は以上のようになりましたが、駅前通りが上り坂に向かって左側にもつながっていたので調査を続けて見ます。
駅前通りを左に曲がるとやや坂道になっていて、いくつか店舗がならんでいます。 神奈川県東南でチェーン展開している整骨院がありました。 その近くには、薬屋さんがあり二階部には歯科医院がありました。さらに少し先を歩くと歯科医院が一軒あり、ここから先は住宅街になっているようで、店舗すらないようでした。
駅に戻ると、北口から南口に商店街の先に行っていないことを思い出して、念のため路地を曲がってみるとすぐ右手に整骨院があり、奥のマンション1階には別の針きゅう整骨院がありました。
隣のテナントには動物病院もあります。
その先の坂を上ると、小道の右手に線路が続き、左側には竹やぶがありました。空地の駐車場に内科の看板がありましたが500m先ということで、少し距離が離れていることもあり、竹やぶからハクビシンやイタチが現れたら気になって追跡してしまうかもしれないので、看板だけを撮影して駅に引き返しました。
(川崎市のこの周辺は、ハクビシンやイタチなどが度々目撃されている地域でもあります。)
医療および商業施設が徒歩1分圏のコンパクト駅前シティ
読売ランド前駅と医療機関
読売ランド前駅周辺の印象は高層建造物もなく、北口改札方面は県道に面しているものの、周辺は緑地に囲まれている地域が多く、南口改札周辺も駅前のみ医療機関や商業施設が集中していますが、丘の上は住宅街が続いていました。
周辺は坂道が多いため自動車がないと不便な面も多いかもしれませんが、日常生活はわりと高齢者にとっても住みやすいところであるような印象です。
医療機関についても主要な診療科目は駅前に集約されており、日常生活上の疾患であれば、ほぼほぼサポート可能なクリニック医院が存在していました。
安定の歯科医院のほか、整骨院の数が多いのが印象に残りました。
日常生活においては南口改札方面の商店街にはOdakyuOXや全国展開している飲食チェーン店やコンビニエンスストアがあり、駅南口前周辺で日用品や食料品、飲食系などはほとんど事足りてしまう印象です。
しかもほとんどの店舗が徒歩1分圏内に集約されており、商業施設や医療機関はほぼ南口改札駅前にあるといってもいいすぎではないでしょう。
- 毎日生活するには駅前施設だけでほぼ間に合う
ある意味合理化された駅前なので、一人暮らしやシニア世代でシンプルな生活環境の人には住みやすいかもしれません。
駅自体は小田急小田原線の各駅停車と準急が停車しますが、新宿や代々木上原へは途中で急行でないと停車駅数も多いため、向ヶ丘遊園で急行に乗り換えすることが多くなるかもしれませんし、通勤や通学での満員電車はさけられないでしょう。
10年以上前に来たときから、それほど大きな変化は感じませんでしたが、OdakyuOXの2階のSeriaは取材年の前年の2022年12月にオープンしたばかりでした。
今後、もうこの駅を訪れることは一生ないかもしれませんが、尿意の緊急事態宣言を救ってくれたことは、あと2年5ヵ月ほどは決して忘れないかもしれません。
読売ランド前駅南口改札周辺のクリニック医院はほぼ徒歩1分圏
2023.02.04 Sat
脊髄性筋萎縮症(SMA)とは [他社サービス]を追加しました
ドクトルネットのWebコンテンツに『脊髄性筋萎縮症(SMA)とは [他社サービス]』を追加しました。
脊髄性筋萎縮症(SMA)とは、SMAは治療法がある疾患のメディカルメディアです。
With your SMAと病院なびのコラボページで、脊髄性筋萎縮症(SMA)に関する医療メディアになります。情報提供元は東京都千代田区の株式会社eヘルスケアにより東京都中央区の中外製薬株式会社のSMAコンテンツの内容を中心に構成されています。
https://byoinnavi.jp/contents/lp/sma/脊髄性筋萎縮症(SMA)とはの特長
- 脊髄性筋萎縮症の情報が集約
- SMAのタイプ別の症状に関する情報掲載
- 原因や症状、治療についてを紹介
2023.02.04 Sat
セルフデンタルケアはどこまで可能なのか?
自宅で可能なデンタルケアの検証
- 毎日ご自身の歯の手入れやケアはできていますか?
忙しかったり、生活習慣が不規則である場合など、ついついデンタルケアは怠りがちになってしまいます。
そうはいっても、毎日こまめに歯石除去や食べカスなどを取り除いておかないと、後々歯痛や抜歯、入れ歯やインプラントなどの歯科治療で大変な思いをすることになるでしょう。
今回は市販のデンタルケア用品およびホワイトニングの製品などを中心に、自宅でどのぐらいデンタルケアが可能なのかについて、当社独自の方法にて検証させていただきました。
内容は、あくまでも当社独自に選んだ商品や製品、歯科医療機関の医師からのアドバイスや診察などをもとに構成されているため、あくまでも自宅セルフデンタルケアの体験記事という位置づけて閲覧頂けましたらと存じます。
今回取り扱うデンタルケアのテーマは、
- 歯磨きとホワイトニング
- 歯間ブラシの手入れ
- フロス・糸ようじの使用
という3点を中心にまとめさせていただきました。
最近は自宅でもデンタルケアを本格的に続けていくことはそこそこ可能ですが、メリットや良いところ、注意点やデメリットなどをご紹介させていただきます。
歯に色素が沈着して汚れる
- 皆さんは1日にどのぐらいコーヒーやお茶を飲むでしょうか。
もちろん職業や個人によって差はありますが、歯に色素が沈着しやすい飲みものはカフェインが含まれており、交感神経を刺激することにより集中力が増したり、疲労を軽減させて眠気を覚ましたりする効果があります。
現代では多くの人がこれらのカフェインが含まれ、歯に色素沈着しやすい飲み物を毎日摂取してる人は多いでしょう。
これらの飲み物を常用することで良い効果があるものの、歯に色素が沈着して黄ばんだ色の歯になりやすいというデメリットがあります。
弊社内調査では、デスクワーク中心の場合は1日当たりコーヒーや紅茶、お茶などの歯に色素が沈着しやすい飲み物をコーヒーカップで平均7~8杯程度摂取していることがわかりました。
もちろん、多く摂取している人は歯が黄ばみやすい傾向にあり、歯磨きをしてもすぐにそれらの飲み物を飲んでしまうため、歯磨きの効果もほとんどないかもしれません。
- さらに喫煙者であればニコチンが歯に付着して、より一層黄ばんだ歯になりやすい傾向があります。
歯を白くする方法はいくつかありますが、この記事では自宅で可能なデンタルケアについての検証について次章以降で紹介していきます。
色素が沈着しやすい飲み物や食べ物には注意が必要
歯磨き粉の研磨剤で歯は白くなるのか
まず毎日の歯のケアとして、歯ブラシによる歯磨きが挙げられるでしょう。
ブラッシングによって歯間の食べカスや歯垢を取り除き、細菌を除去して歯石を防ぐほか、歯茎のマッサージ効果により血行を促し歯茎の健康な状態を維持していきます。
ただ普通の歯磨き粉と歯ブラシでは歯の表面に付着した色素はきちんと除去されないため、むし歯予防や歯周病予防には効果がありますが、歯の白さを維持したりホワイトニング効果はほとんど期待できないようです。
市販の歯磨き粉には、歯の表面の白さを維持できるように”研磨剤”が混ぜてある商品があります。
今回は比較的に知名度が高い、研磨剤入りのホワイトニング歯磨き粉と歯の黄ばみや着色汚れの除去専用のクレンジングペーストを3ヵ月ほど試して見ました。
研磨剤入りは毎日の歯磨き時に使用し、美白専用の歯磨き粉は一週間に1度程度の使用となります。
結論から言えば、常にコーヒーや紅茶などの歯に色素がつきやすい飲み物を摂取している人であれば、
- 歯の黄ばみや汚れはほとんど避けられない
と言えるでしょう。
研磨剤入りの歯磨き粉は象牙層を露出させるため、知覚過敏を促しやすいとされていますが、イオンバリア成分が配合されているタイプを使用しています。
視覚過敏などは特に感じることは無かったのですが、やはり歯は日に日に色素が沈着して黄ばみが目立つようになってきました。
実は歯科医院での定期健診時に軽く磨いてもらっていて、わりと歯が白い状態でしたので、歯の汚れは日数経過すればするほど増えていることがわかりました。
毎日の歯磨き粉などによるセフルケアには限界があり、歯科医院での専門機器によりオフィスホワイトニングとして磨いてもらったほうが、すぐに歯は白くなるというのが実直な感想です。
歯を白くするなら歯科医院でのオフィスホワイトニング
歯間ブラシの効果
- 歯を白くするホワイトニングは歯科医院で有資格者に任せるのが最適です。
医療機関でのみ使用が認められている専用の機器やホワイトニングゲルなどで、しっかりとオフィスホワイトニングしてもらうことが可能です。
ホワイトニングについては歯科医院にお任せするとしても、むし歯や歯周病の予防については、自宅で対応しておく必要があるといえるでしょう。
最近は種類が豊富で手頃な値段で入手できる歯間ブラシを使用されている方も多いのではないでしょうか。
歯間ブラシについては、歯と歯の間に挟まった大き目の食べ物の残りなどを押し出すには最適です。木のようじでは難しかった歯間ケアが、わりと容易に可能になります。
いくつかの歯間ブラシを使用しましたが、
- GUM(ガム) ウェルプラス 曲がるソフトピック 歯間ブラシ サイズSSS~S 細いタイプ
がもっともフィットしました。
- 歯間ブラシは色々な太さがあり、素材が金属芯のタイプとシリコンゴムタイプがあります。
金属製は硬めでしっかりしているのですが、最も細いタイプでもある程度の太さや強度が必要なため歯を傷つけてしまう心配があり、シリコン製の歯間ブラシを使用することにしました。
廉価版のシリコン製を使用したのですが、使いやすかったものの、1回使うだけでシリコンブラシが摩耗してしまったりして充分は歯間ブラッシング効果は期待できなそうでした。
最終的に、GUMのウェルプラスの最も細いタイプに着地しましたが、GUMの歯間ブラシはシリコンであるものの強度もあり、曲がったあとにも元に戻りやすいほどほどの強度があります。歯間を傷つけにくい点もあり、洗うことで何度か使用できるブラシ部の強度もあるので、歯間の食べカスなどを除去するには最適でした。
歯間ブラシは、太いタイプは歯間に入らなかったり、歯間を広げてしまう可能性があるため、可能な限り細い歯間ブラシがおすすめされるように感じました。
- 極細の歯間ブラシでも、人によっては先端が通らない歯間もあるようです。
もちろん、歯間ブラシだけでは歯の間のプラークを除去するのはむずかしいため、歯磨きやフロス(糸ようじ)を併用してケアしていく必要があると感じました。
歯間ブラシはシリコン製の極細の使用感が良好でした
フロスで歯垢除去
歯間ブラシでは歯と歯の間の大き目の食べカスを中心に取り除くことができますが、歯間の歯垢などをきちんと取り除くことはできないようで、歯科医師の方の進めもありフロスを歯磨き前に使用するようにしました。
歯と歯の間の歯茎と歯の境目は、通常の歯ブラシでは充分にプラーク(歯垢のことで食べカスの細菌が繁殖)を取り除くことが出来ず、歯間ブラシなどでもむずかしい場所です。
フロス(いわゆる糸ようじ)であれば、歯と歯の間の歯と歯茎の間の食べカスも割と丁寧に除去できるため、歯垢が唾液中のカルシウムやリンと結びつき石灰化して歯石となる予防になるということです。
歯垢は虫歯や歯周病の原因ともされているので、歯科医師の方のアドバイスはかなり説得力があります。
フロスもメディアコマーシャルで有名なタイプや糸を必要な分だけ出して使うタイプ、取っ手や先端の形状などがプラーク除去しやすいタイプなどいくつか試して見ましたが、当社では最終的に以下のデンタルフロスがいちばん最適であるという評価となりました。
- クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ
このデンタルフロスは先端が”さすまた”のようにY字型に別れており、奥歯を含め口腔内のすべての歯間に入りやすくプロダクトデザイン設計されています。
取っ手部分も単なる棒状のものでなく、指を挟む部分は持ちやすいように縦に楕円の面積の多い形状に設計されていて、本当に研究開発して製造された製品であることが伺えるデンタルフロスでした。
もちろん、日常生活での消耗品なので、いくら良い製品でも高価で1度切りの使用しかできないとコストパフォーマンスは良くないのですが、このデンタルフロスはわりと廉価であり、さらにある程度の強度があるので数回使用することが可能です。
プラーク除去にフロスは必須アイテム
セルフデンタルケアの限界と対処方法
今回は自宅で可能なセルフデンタルケアについて特集させていただきました。
歯並びや歯の数、エナメル質の状態など個人差があるので一概にはどれが最適であるかというのは判断がむずかしいかもしれません。
特にセフルホワイトニングは、自宅で自分自身で行うのは様々な要因からむずかしいため、歯科医院でのオフィスホワイトニングやクリーニング、本格的な白さ追求のためにはクラウンを被せるなど、医療機関での専門的な対応が必要になります。
日常のデンタルケアとしての歯磨きについてはブラッシングの仕方が大切で、歯磨き粉自体による極端な違いがでるというよりは、虫歯や歯周病予防を前提にしたケアを中心に考えたほうが良いようです。
また歯磨きをを使用した歯ブラシだけでなく、フロスを使用して歯磨きだけでは取り除くことが難しい歯と歯の間や歯茎との境目のプラークを除去することが大切なようです。
歯間ブラシについては、わりと大きな食べ物の除去に向いているようなので、細かい歯垢を取り除くには、フロスを活用することが歯科医師より推奨されました。
ですので、美容歯科に及ぶようなケアは歯科医院でのオフィスホワイトニング、日常のむし歯や歯周病予防はセルフでのブラッシングやフロスなどを利用したプラーク除去と歯科医院の定期健診が利用的なようです。
さらに時間やお金を投資できるような方であれば、色々な選択肢はあるかもしれませんが、一般的な方であればデンタルケアにかけることができるお金や時間も限られてくるので、自身の歯質や生活サイクルにあった方法でケアしていくことが大切でしょう。
歯科医院の定期健診では歯垢のたまり具合、むし歯や歯周病など専門医によりチェックしてもらえるので、定期的にオフィスデンタルでアドバイスを受けながらセルフデンタルケアをしていかれることが、当社では最適な方法であると判断されました。
セルフデンタルケアは専門医の定期的なアドバイスを受けながら
2023.01.20 Fri
高座渋谷駅周辺の医療機関
小田急電鉄江ノ島線高座渋谷駅周辺の医療機関を視察
高座渋谷駅は神奈川県大和市渋谷六丁目にあり相対式ホームで2面2線を有する地上型駅である。両ホームは線路上をまたぐ跨線橋で連絡しており、エレベーターが設置されている。
駅名はもともと駅所在地の地名である高座郡渋谷村から由来している。
駅構内にはエレベーター2基設置され、ストーマ装具や汚れた物を洗うための汚物流しや、汚れた腹部を洗うことなどが可能なお湯が出るシャワー付水栓金具などが備えつけられているオストメイト対応多機能トイレが設置されている。
東口は早朝のみ無人になり、西口改札は終日駅員不在となるため、係員対応が必要な場合はインターホンでの応対になる。
2021年度の1日平均乗降人員は21,419人程度となり、小田急線の全70駅中は42位の乗降者数である。今回は感染症の影響や電車乗車時のリスク、時間や移動性の関係もそろそろ閉塞感を感じたことから、今回は久々に小田急江ノ島線での電車移動の取材となりました。
改札を出たときの駅周辺を見たときに感じたことを正直にいいます。
- 生活しやすそうな住宅街
街のお医者さんのクリニック探索には、ひとつの大きなコンセプトがございます。できるだけ、散策する前に駅周辺の情報やクリニックの所在地などの事前情報を極力インプットしない状態で取材します。
理由はいくつかあるのですが、まずクリニックの看板や広告の視認性のチェックと、商業圏の中での医院やクリニックの在り方や馴染み方、診療科目の傾向や周辺の住宅密集度との関係性を、実際に直接視察することでどの程度認識できるかという、医療的なマーケティング調査も兼ねているからです。
そのような理由から、できるだけ地域住人や患者視線でのクリニック散策を重要視しており、事前調査なしでの現地調査となるため、医院数などについては正確なデータではありませんので、あらかじめご了承いただけましたらと存じます。
クリニック医院の診療科目と数
小田急電鉄江ノ島線高座渋谷駅周辺のクリニック医院の診療科目別の所在数をまとめました。
- 総合病院
- 1
- 内科
- 5
- 精神科
- 1
- 神経科
- 0
- 神経内科
- 2
- 呼吸器科
- 0
- 消化器科
- 0
- 胃腸科
- 0
- 循環器科
- 1
- 小児科
- 2
- 外科
- 0
- 整形外科
- 1
- 形成外科
- 0
- 美容外科
- 0
- 脳神経外科
- 0
- 呼吸器外科
- 0
- 心臓血管外科
- 0
- 小児外科
- 0
- 皮膚泌尿器科
- 0
- 皮膚科
- 0
- 泌尿器科
- 0
- 性病科
- 0
- 肛門科
- 0
- 産婦人科
- 2
- 産科
- 0
- 婦人科
- 0
- 眼科
- 1
- 耳鼻咽喉科
- 0
- 気管食道科
- 0
- 放射線科
- 0
- 麻酔科
- 0
- 心療内科
- 0
- アレルギー科
- 1
- リウマチ科
- 1
- リハビリテーション科
- 0
- 歯科
- 7
- 小児歯科
- 5
- 矯正歯科
- 5
- 口腔外科
- 2
- 整骨院
- 3
- 接骨院
- 1
- 鍼灸院
- 0
※厚生労働省:レセプト電算処理システム用診療科コードに準拠
高座渋谷駅周辺はファミリーと高齢者向きの居住地のような雰囲気
基本の散策
高座渋谷駅周辺にはスーパーやイオンがあり駅周辺には商店街があるものの、高い建物は少なく交通量の多い道路も離れているため、かなり徒歩で散策しやすい駅周辺の環境でした。
東口と西口の2つの改札があり、西口側には駅前ビルとバスやタクシー乗り場のあるロータリーがあり、駅前ビルの1階はスーパーになっており、向かい側にはコンビニもあるので日常生活の買い物には便利といえるでしょう。
西口側は15分も歩かないうちに住宅街や国道などに行きついてしまうため、今回の取材では線路を挟んだ東口方面もあわせて取材することになりました。
東口は駅前がやはり小さめのロータリーとなっておりますが、駅前にコンビニなどがあるものの高いビルなどはありません。気になったのはJAの農産物直売所があるところぐらいでしょうか。
東口周辺は割と低階層の建物が並んでおり、いくつか小売店などが散見されますが、2~3分程あるくと、国道沿いにイオン高座渋谷店があることが際立った点になるでしょう。
イオンがあれば食料品から日用生活品を含め、ほとんどの買い物が可能なので、周辺地域の人たちにとっては大切なライフラインのインフラとなっているかもしれません。
ファミリー層だけでなく高齢者層の姿も目立つ
高座渋谷駅西口周辺の様子
前章で説明したとおり、西口改札を出ると大きな駅前ビルがあります。駅前ビルの1階には生鮮食料品を中心としたスーパーがあり、上階は地域のコミュニティ施設やクリニックモールのようなテナント構成になっているようです。
スポーツリハビリテーションをメインにした整形外科、内科・人工透析内科・リウマチ科・神経内科、内科・小児科・アレルギー科、一般歯科・小児歯科・矯正歯科など、ファミリーやシニア層向けの診療科目はカバーできるクリニックモールと言えるでしょう。
駅前ビルの最上階は当社複利構成施設でもあるお風呂の王様の高座渋谷店がテナント入居してくれており、こちらの露天風呂から見える景観からは富士山も見えることがあるようです。
ロータリーを挟んだ反対側の建物にはレディースクリニックと整骨院が入居していました。
駅前でクリニックが集まっている場所はおおよそ目視できるため、まずはロータリーを抜けて、商店街通りからひとつ外れた道を進んでみます。
道沿いをあるくとすぐに産婦人科・内科があり、ほどなく1階が動物病院で2階は保険適用外の整体施設がありました。
その先は住宅街から大き目の道路に面しているようですが、ドラッグストアとハードオフ & オフハウス & ホビーオフ、イオン系のディスカウントストア・パレット、ダイソーや銀座コージーコーナー、ファッションセンターしまむら&アベイル高座渋谷店とスーパーいなげやなどの商業施設が立ち並び建物の間を抜けて商店街通りから駅に戻ります。
西口駅前の商店街には入口付近に医療施設がいくつかありました。
一般歯科、小児歯科・矯正歯科が2院と整骨院が2院、泌尿器科・皮膚科、内科・神経内科・循環器内科とさまざまな診療科目を標ぼうするクリニックが並んでいます。
商店街で気になったのは割と訪問診療が標ぼうされていたことでした。ファミリー層だけでなく高齢者も多い地域であることがわかりました。
訪問診療が医院の標準となる時代はすぐそこ
高座渋谷駅東口周辺の様子
東口改札を出ると西口とはことなり、駅前ビルなどはありませんが、東口駅前ロータリーを囲うようにコンビニのほかいくつかクリニックがありました。
コンビニの建物の二階には一般歯科・小児歯科がありました。こちらの歯科も訪問診療がクリニックのプレート看板に記載されておりました。東口を出た左手側の低階層のビルにはファミリークリニックを標ぼうする内科がありました。
ロータリーの向こう側には小児科のこどもクリニックがあります。
東口側のロータリー周辺は、わりとこじんまりとしており、東に進むと国道に行きつくことができますが、イオン高座渋谷店があるので、その道沿いにはいくつか店舗があり、クリニックなども含まれていました。
道路沿いにまずは内科・精神科のクリニック。精神科や心療内科系が標ぼうする内科は基本的には精神科と紐づいた内科的医療の診察が中心となると認識しておくと良いのかもしれません。
街路をほどなくあるくと、眼科医院がありました。
イオンに向かう信号の奥には総合病院の看板がありました。
驚いたのは総合病院の野建て看板の向うには、総合病院の実際の建物が佇んでいるという完璧なアイトラッキング看板フォーメーション設置案件。看板業者の方のテンションはいつもより高かったのではないでしょう。
信号を渡りイオンに向かう途中には一般歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科を標ぼうする歯科医院と、その隣には整骨院がありました。
整骨院は診療日で診療時間帯のようでしたが、休診日だったのか閉まっているようでした。
丁度イオンに到着したときにオフランチタイムのベストタイミングでした。イオンにはフードコート的なお店があり、当社推奨ハンバーガーフード店ですこし早めのランチを摂らせていただきました。
目の前には整骨院があり、道路を挟んだ駅側の建物の2階に歯科医院を発見してしまうという昼のひととき。ワッパ―Jrセットで恍惚とした状態のふしだらな脳機能ながら良く見つけることができたものだと、自身に称賛を送った瞬間でもございました。
東口からイオンにかけての周辺にあるクリニックで見つけられたのは以上のようになります。
すこし辺りを散策すると、整骨院の国道寄りの敷地のほうにおふとん専門のチェーン店がありました。最近はほとんど見かけなくなりましたがふとん専門のお店はなんともいえない新鮮な気持ちと懐かしい気持ちのスクランブル交差点となりました。
東口周辺は生活に必要な商業施設がコンパクトにマトマリックス(造語)
高座渋谷駅と医療機関
高座渋谷駅周辺の印象は高層建造物もなく、国道にでなければ交通量もほとんどない閑静な住宅地区と言えるかもしれません。
平日の日中であればファミリー層よりも高齢者の方を多く見かけたので、高齢者にとっても住みやすいところであるような印象です。
医療機関も、必要な診療科目はほぼ網羅されており、日常生活上の疾患であれば、ほぼサポート可能なクリニック医院が存在していました。
安定の歯科医院はダントツ多く、急行停車駅周辺よりも多いかもしれません。また一般内科や整骨院の診療科目を標ぼうする医院数も駅周辺の建造物の規模を考えると、かなり比率が高いといえる印象でした。
さらに訪問診療を標ぼうする歯科やクリニックがわりと目立ちました。日常生活においては西口方面には小規模店舗とクリニックが並ぶ商店街があり、その先にはアベイルやファッションセンターしまむら、ダイソーやスーパーいなげやが連立しており、医療機関を含め生活するうえでは西口方面はとても便利で活動しやすい環境であると言えるでしょう。
東口方面についてはイオン高座渋谷店の存在感がおおきく、さらに国道467号線沿線には多様なチェーン店が点在するため、生活において不便を感じることは無いといえるかもしれません。
- 高座渋谷駅周辺はファミリー層や高齢者にはとても住みやすい
といえるでしょう。(駅西口商店街にあった格安カットハウスさん)
- より合理的かつ健康的に生活すると必要なモノは限定されていく
ということを、あらためて認識する大切で貴重な取材体験になりました。
今回の取材では、とてもゆったりした雰囲気でとても住みやすそうな地域であるような印象がのこりました。クリニック医院も駅の1日の乗降者数や周辺の居住者世帯からみても、かなり充実しており地域住民1人あたりの医療機関の割合率も高いといえるでしょう。
駅自体は小田急江ノ島線の各駅停車しか止まりませんが、近隣の大和駅や町田までの通勤通学などで、時間帯によっては電車はわりと混雑することが予想されます。
なによりも当社指定の特別福利厚生施設のお風呂の王様高座渋谷店がありますので、そのような面でもより親近感を感じやすい駅となっているのかもしれません。
高座渋谷駅周辺のクリニック医院過密率は高い
2022.10.10 Mon
高齢化社会の医療費高騰でクリニックが直面すること
高騰し続ける国民一人当たりの医療費
あなたは国民ひとりあたりの1年間の医療費がどのぐらいかかっているかご存じですか。
厚生労働省から公表されている「令和元(2019)年度 国民医療費の概況」(令和3年11月9日公表)によれば、「国民医療費」は44兆3,895億円となり2018年度は43兆3,949億円なので前年度比2.3%増というような現状です。
- 人口一人当たりに換算すれば、国民医療費は35万円弱となるようです。
医療費の動向調査では2021年度(令和3年)の概算医療費の合計は44.2兆円と算出されていますので、ここ数年は国民一人当たり概ね年間30数万円以上の医療費がかかっていることになるようです。
毎年の医療費が10万円を超えている方であれば平均かそれ以上、10万円以下の方であれば、平均よりも医療費がかかっていないことになります。
高騰する医療費の原因としては色々や要因が挙げられておりますが、どれも正しい見解であると見られます。
今回のドクトルメディアでは、高騰する医療費と高齢化人口比率がクリニックにどのような影響を与えていくかについて予想を交えた考察を紹介させていただきます。
一つ言えることは、高齢化社会下では医院やクリニックの生存競争は激化し、リスクの高い業種となることが見込まれていることでしょう。
人口統制による継続的減子施策
日本史から見れば、数値的な正確性はやや確証が持ちづらい点がありますが、これまで人口推移からも極端に発展してきており、21世紀を境に極端に縮小していくことが予測されています。
総務省の資料を見てぞっとしましたが、これは大袈裟な予測ではないでしょう。
2100年ごろの日本人の人口は高位推移と中位推移の中間ぐらいになるのではないでしょうか。外国人労働者を国内に積極的に取り入れていても、従来海外に輸出していた安い労働力を国内に移設しても、安価な労働自体の消失率や国内の課税率を考えると、実質的に手立てがないというのが現実でしょうか。
統計グラフで凄く気になったのですが、明治維新後と終戦の2つのタイミングで3000万人強と5000万人の人口増加がありました。たったの50年間単位です。
- たった100年間で人口が4倍になっています
いずれも明治維新と度重なる戦争のための国策による人口増加ですが、2004年を境に人口減が顕著になっています。
制度設計としてこれ以上人口を増やさないようにしているわけですが、これはやむ負えない状況なのかもしれません。とはいえ、国策として人口を恣意的に増やしたわけですから、国が全責任を持って、ソフトランディングでの人口統制が望ましいようにおもわれますが、そうも言っていられない状況なのかもしれません。
さて、このような人口推移と高齢者人口の割合がクリニックや医療機関に与える影響についてですが、一見、人口は減っても高齢者人口の割合が大きい分、医療従事者はしばらくは盛況になると予見されるかもしれませんが、当社ではまったく逆の予測を見込んでいます。
すでに条件付きではありますが高齢者の医療費負担率は、後期高齢者の医療費の窓口負担割合の見直しで令和4年10月1日より20%になっています。これが一般の75歳以上の年金生活者などに適応されていくのは時間の問題でしょうし、高額療養費制度の見直しもわりと世間に流布されるような状況になっています。
- 生産年齢人口はむこう30年ほどで15%減少が予測されています。
それでも老齢者がいる限り医療機関は安泰あると言えない、いくつかの不安要素がありますが、次章以降ではそれらの点を踏まえて解説させていただきます。
日本史上初の大規模減子化施策
社保制度の抜本的変革
日本における社会保険制度とは、日本国民が生活の安心や安定を維持するための相互扶助のセーフティネットです。国民皆保険制度となっており、日本人であれば何らかの健康保険に加入している必要があります。
被保険者・被扶養者が病気やケガをしたり、高齢化に伴い介護や障害を持たれている場合の医療控除、そのほか失業や労働災害時にも公的な負担と保険料、受診者負担の分散負担によりリスク保証をする制度です。
ただし、原資は生産年齢人口と年金生活者の実質的な健康保険料や消費税となっています。実質的な信ぴょう性はともかくとして、建前上そのようになっているとすれば、増加し続ける国民一人あたりの医療費が現状のまま推移していくことになれば、数値的な論理破綻が生じることになるでしょう。
数値的な論理破綻が浸透してしまえば、社会保険制度は瓦解しかねませんから、どうしても社会保険制度が抜本から変革されることは避けられないでしょう。
社会保険料自体も1970年台は3割負担になっていましたが1984年には本人負担が1割となったあと2003年には3割負担になるなど、数字的な変革は制度発足以来、ずいぶん変動しています。
ただし、これらの数値的なチューニングはあくまでも成長過程での変革となり、日本史上はじめて到来する急激な国体縮小下では、どんな変革が起こるか予想が難しいかもしれませんし、制度自体がまったく別の制度に変化してしまう可能性すらあるでしょう。
医療スタグフレーションへの懸念
総務省の予測数値だけでみても、医療行為のニーズは増大しつつも医療費の捻出が総体的に困難になっていく、
- 医療のスタグフレーション
は避けては通れない状況がすぐそこまでやってきているような状況です。
国家負担で医療費に関しては緩慢な施策が実施されればよいでしょうが、国家財政にバランスシートが採用されているとすれば、ほぼほぼその可能性は低いと予測されるのではないでしょうか。
社会保険制度はできてたった数十年程度の制度
患者負担比率が変わらなくても患者さまがいなくなる
1973年には老人福祉法の改訂により、老人医療費支給制度において70歳以上の高齢者は10年間医療費が無料でした。
無料化したために1975年の統計では1970年の統計と比べて受診率が1.8倍になったと記録されています。
このことからも受診料の自己負担率は患者数にかなり影響していることが見受けられます。このまま社会保険料の自己負担率は総体的に上昇するのはほぼ間違いない状況ですが、もしかりに医療費の患者負担率が据え置きであった場合は、ある程度楽観視できるような状況であるのでしょうか。
消費税という外的要因
すでに10%の消費税は、社会保障制度の維持のため、今後も上がり続けると言われております。
日常生活での税負担が増加するわけですから、目に見える形で可処分所得が減り、自由裁量所得はさらに減るわけですから、販管コストとして医療関係にかけられる所得の割合いも間違いなくシュリンクさせる意識が強くなります。
また、当社統計では所得的に余裕がある場合よりも、ある程度制限されている状態であるほうが、健康診断においても良好な数値や評価となるケースが実証されています。
不規則で悪性ストレスの高い生活習慣は改善され、過度な栄養素の摂取も抑えられることで、人体は本来の健康体により近づきやすくなる傾向があります。
- 可処分所得が減ることによって多くの人は健康になりやすい可能性がある
さらに医療費負担率が増えている状態ならば、より家庭の医学が発展しやすい可能性は高く、有効な情報はインターネットを通じて広く認知されていくことになるので、総体的な受診率は長期に渡って低減することが見込めるのではないでしょうか。
- ほぼ間違いなく次世代高齢者の医療離れが深刻化する
というリスクヘッジは大袈裟でないのではないでしょうか。
仮のそのような状態にならなければさらに良い状態を維持できるわけですから、予防策を講じておいてデメリットとなることは一切ないでしょう。
また、仮に医師会などの連携があったとしても、家庭医療がより身近になっていってしまう場合に、予防接種や検診自体の受診率が向上することはほぼ期待できなくなる時期にさしかかっているといえるでしょう。
消費税というレバレッジの大きな影響
危険度MAX高リスク不摂生患者が医院を襲う
前章までは、実は数値的な視点から医療業界を予測していましたが、もっと切実な問題である、
- 来院する患者層の傾向
医療費負担増や消費税の影響で、これまで、ちょっとしたことで受診していた患者さまはクリニックから減少してしまうとすれば、その代わりに増える患者層がありそうです。
それは、
- 自ら病気になってしまう人々
となるかもしれません。
過飲食やアルコール依存など、生活習慣による自傷行為に近しく明らかに病気になることがわかっているのに止められない人というのは一定数の割合でいますので、それらの人たちがより精神的に追い詰められた状態で来院する可能性が高まります。
さらに高齢化することで子供返りしてしまう老齢者は増え続けるので、
- いうことを聞いてくれない患者ばかり
- 社会通念が通用しない患者ばかり
が立て続けに来院してくることになれば、医師やスタッフのメンタルはどれほど持ちこたえられるでしょうか。
説明するまでもありませんが、近年は医療従事者や医療機関が個人的なテロ行為の犠牲になっている事が少なくありません。
もともと自制することも節制することも苦手な人は病気やケガをしやすい傾向にありますので、医療機関は益々リスクの高い業態となることが予想されます。
自己防衛策が必須の医療機関
オンライン診療の早期導入と整備
前章では医療機関のリスクと今後の展望などについて考察させていただきましたが、すでに危険を感じている医療従事者の方も少なくないのではないでしょうか。
人はケガや病気によって、運動神経は低下したり、自律神経は乱れやすくなり、健常時の状態とは精神的にもかなり変容してしまいやすいです。
- さらに増税や失業などにより生活苦などが重なってしまっている場合、いつ有事につながらないとも限りません。
ここでは、医療機関のリスクヘッジとしての一つの方法として、
- オンライン診療の早期本格導入
が推奨される理由について解説させていただきます。
いまや高齢者でもLINEビデオ通話などでコミュニケーションを図っている方も多いため、いくつかのチャットツールなどを利用したオンライン診療の本格的な導入をすることで、将来的な大きなリスク回避につながるのではないでしょうか。
さらに昨今の感染症対策としても、未知のウィルス対策の予防策としてオンライン診療の導入は避けられない時勢であるともいえるでしょう。
また、オンライン診療の対応の過程で、治療や手術を含めた広義での適応要件を満たしているかを事前にチェックすることもしやすくなり、診療リスクの高い患者かどうかを見分けることも可能になるので、複合的なクリニック防衛の視点からも、オンライン診療の本格導入はこれからの医療機関では必須となるかもしれません。
オンライン診療という医院のファイアウォール
柔軟な経営判断のとホスピタリティ向上から
これからシュリンクしていくことがかなり濃厚な日本の社会構造ですが、医療機関であってもダイナミックな経営判断が必須となってくるでしょう。
従来の仕組みだけでなく、これまで来院してきていた患者層の意識も大きく変容する可能性が高いため、”あと30年は大丈夫”かもしれませんが、前倒しで勢いよく社会変革が訪れる可能性はまったくないとも言い切れません。
特に明治時代から終戦時期、終戦後から2000年ぐらいまでのかなり突出した変容は、たったの半世紀毎に連続して起こっています。
これまでは手放しで維持できていたものが早期判断と決断を積み重ねていかないと、事業計画書をもとに受けた融資の返済シュミレーションの計画がまったく予測もつかない数値の乱降下をしてしまう可能性もあります。
融資を受けた金融機関でも対策がおぼつかず対応が間に合わない可能性も多分に予想できます。
- デジタル化時代だからこそ大切なホスピタリティ
これからの経営指針として重要なのは拡大膨張路線下での経営ではなくて、縮小していくこと前提とした、
- 良質のホスピタリティをもとに良質の患者層が集まるクリニック
につきるでしょう。
たとえばあなたがいくら名医であって明らかに治療の必要性がない症状の患者が診察に来た場合であっても、
- このくらいで来たの?
なんて、くれぐれも言わないことです。
その患者の世帯は、ほぼ一生貴院へは来院しなくなりますし、ほかの世帯への波及効果もあるかもしれません。
ぶっきらぼうに本当のことを伝える場合でも、充分に患者との信頼関係やコミュニケーションがとれている状態で伝えるような配慮が必要になります。
さらに来院しなくなるぐらいなら良いかもしれませんが、逆上して逆恨みされてしまいあらぬトラブルへ巻き込まれるリスクも年々高くなっているといえるでしょう。
クリニックにより求められる経営者視点
今のうちに販管費からの徹底見直しがおすすめ
今後30年の間に急速にいろいろな状況が変化します。
総務省の統計は、平時での予測値なので、世界規模の紛争や感染症など不測の事態が生じれば、その数値的な予測値は大きく上振れすることになります。
- 平時でも人口でいえば25%減り、生産年齢人口の割合は15%減、代わりに高齢人口比率は20%前後上昇が見込まれます。
さらに健康保険料の上昇や消費税の上昇は今よりも1~2割程度は確実に上がることが見込まれますから、現状維持という経営方法ではかなり困難な時代を迎えることになるのではないでしょうか。
ですので、現時点からオンライン診療などのネットワークやデジタル機器を積極採用した受診体勢を整備し、リスク回避や販管費の見直しなど、経営者視点でも厳しい経営判断を積極的に行っていく必要があるのではないでしょうか。
単純にコストカットするということではなく相対的な視点やバランス感覚が必要になりますが、
- 1,000円の経費でも不要と判断したら見直す
家計なども同じ傾向があるのですが、毎月の出費をよくよく見直してみると不要な経費がいくつか見つかったりします。
金額は少額であったりしますが、積み重ねたりかかる手間などを考慮すると、実際の出費以上に経費負担となっている場合があります。
販管費の見直しをする場合には、あなたのクリニックに訪れる営業担当者の数などを基準にして考えても良いかもしれません。
たとえば医薬品卸売業者が一人くるとして、おそらく何も購入していなくても2~3万円の販管費は支払っていることになります。大きな金額ではないかもしれませんが、クリニック自体で考えると少なくとも3社から4社ぐらいは医院経営と関係する事業会社はあるでしょうから、それだけで6~12万円ほどの販管維持費が毎月知らぬ間にかかっていると見て間違いありません。
その他に、実費ベースで毎月支払う販管費があるわけですから、
- 本当にその費用を支払い、事業者と関わる費用対効果があるのか
という点については仮に数千万から億を超える融資を受けている医院経営者の場合に些細な金額と軽視しがちな場合がありますが、金額を過小評価せずに仮に1万円程度の金額であっても真剣に吟味しておく必要があると言えるでしょう。
これは金額の大小が重要ではなく、事業経営者としての大切なマインドセット慣習を徹底しておくことが、リスクヘッジとして中長期的に強力な派生効果をもたらすためです。
それらの徹底した販管費のリサーチや管理が10年後の難局を乗り切れるかどうかの分水嶺になることは想像に難しくないのではないでしょうか。
現状がなかば恒久的またはソフトランディングで下降していく未来であれば、それはそれで良好な状態は維持できますし、かりに社会情勢の変動が大きく上振れした場合にも耐性を持っていれば乗り越えられる可能性は高くなるわけですので、どちらにしても堅牢な医院経営体制のシステムを構築しておくことによるアドバンテージは医院経営の引き継ぎが前提であっても、かなり大きいと言えるでしょう。
徹底した販管費の見直しはしあわせな医院の未来に直結する
2022.08.16 Tue
湘南江の島・江ノ島・片瀬江ノ島駅周辺の医療機関
湘南江の島・江ノ島・片瀬江ノ島駅周辺の医療機関を視察
今回は江の島周辺駅の医療機関を取材しました。
湘南海岸の江の島には湘南モノレール湘南江の島、江ノ電江ノ島駅、小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅の各駅からアクセスが可能です。これだけ江の島を乱打されると、もはやこのマインドコントールから抜け出すことが難しいくらいの島字数です。
今回も感染症の影響や電車乗車時のリスク、時間や移動性の関係から、自動車での取材となりますが、駅舎などは撮影させていただきました。
また、記事内に一部衝撃的な鳥肌ものの写真画像が含まれていますので、心臓の弱い方は閲覧を控ていただくことが推奨されます。
- もはや休日に訪問することがなくなった江の島
取材者も江の島は大好きであります。海が好きなこともありますが、ほどよい島感や小海原感、自然と人工建造物の調和と観光とすぐ目の前にある首都圏からすぐアクセスのグラデーションが、すべてにおいて凡庸な取材者には丁度ええ、わけであります。
ただ、元々有名な観光地ではあったものの連休や祝日の混雑は混沌を極めており、
- 休みの日に最も近づいてはいけないエリアのひとつ
の混雑格付けAAAとなってしまい、もはや近寄りがたい区画となってしまいました。
とはいえ、平日であればまだ平常の移動行動が可能であろうという目論見のもと、大好きな江の島エリアの取材を敢行することにしました。
- 医療機関の取材とう視点で観る江の島
クリニック医院の診療科目と数
湘南江の島・江ノ島・片瀬江ノ島駅周辺のクリニック医院の診療科目別の所在数をまとめました。
- 総合病院
- 0
- 内科
- 3
- 精神科
- 0
- 神経科
- 0
- 神経内科
- 0
- 呼吸器科
- 0
- 消化器科
- 0
- 胃腸科
- 0
- 循環器科
- 0
- 小児科
- 0
- 外科
- 0
- 整形外科
- 0
- 形成外科
- 0
- 美容外科
- 0
- 脳神経外科
- 0
- 呼吸器外科
- 0
- 心臓血管外科
- 0
- 小児外科
- 0
- 皮膚泌尿器科
- 0
- 皮膚科
- 1
- 泌尿器科
- 0
- 性病科
- 0
- 肛門科
- 0
- 産婦人科
- 0
- 産科
- 0
- 婦人科
- 0
- 眼科
- 1
- 耳鼻咽喉科
- 0
- 気管食道科
- 0
- 放射線科
- 0
- 麻酔科
- 0
- 心療内科
- 0
- アレルギー科
- 0
- リウマチ科
- 0
- リハビリテーション科
- 0
- 歯科
- 6
- 小児歯科
- 2
- 矯正歯科
- 2
- 口腔外科
- 2
- 整骨院
- 1
- 接骨院
- 1
- 鍼灸院
- 3
※厚生労働省:レセプト電算処理システム用診療科コードに準拠
湘南江の島・江ノ島・片瀬江ノ島駅周辺は都市隣接型の海洋観光地のような雰囲気
湘南江の島駅周辺の基本の散策
今回の取材は、江ノ電に揺られながら水平線を眺めながらの現地取材が理想形でしたが、江ノ電鎌倉駅から乗客が駅舎からはみ出て並んでいる強烈な追憶からも、車での移動取材一択とあいなりました。もちろん、感染症対策や時間調整や移動利点なども考慮しているのはまごうことなき蓋然性であります。
湘南モノレール江の島駅付近のパーキングに車を止めることになりましたが、30分200円ということで妥協したのですが土日祝は30分500円と、いかに休日時のパーキング希少価値が上昇するのかが料金設定からも予測できます。
もう少しだけ離れた場所であれば60分200円というパーキングもあるので、長時間の滞在にはそちらを選択することが賢明かもしれません。
湘南モノレールの江の島駅は初めての訪問になります。モノレールがあったことすら知らなかったかもしれません。
モノレール自体は50周年の節目を迎えるようですが、駅舎自体は2018年に竣工した地上5階の駅ビルで、リニューアルしたての駅舎でとても綺麗でした。
幸運なことに、駅ビルはクリニックモールほどではないものの、医療機関が入室しており、早速歯科医院を見つけることができました。
別階にあった内科。
5階部は改札と、一部屋上がテラスとして解放されているようで、江の島周辺の町を一望できます。
モノレールの改札と車両。吊り下げ型のモノレールが、市道の上を通過してJR大船駅までを往復しているようです。吊り下げ型は観覧車やロープウェイほど極限状態の恐怖感はないため、機会があれば是非乗車してみたいです。
江の島モノレール公式ホームページの高低差路線図よると、各駅の標高差はなんと最大40m前後あると表記されており、運賃も始発から終点まで15分ほど楽しめて320円なので、かなりお得なアトラクションになるかもしれません。
1日乗車券の湘南モノレール 前売り1日フリーきっぷ(ONE DAY FREE TICKET)は610円とかなりお得なので、次の取材は大船駅などもかなり有力は候補地となりました。
江の島にはモノレールがある
江ノ電江ノ島駅周辺の様子
湘南江の島駅の前の踏切を渡ります。
すぐ左手に江ノ島電鉄の江の島駅があります。江ノ電はいろいろな媒体で紹介されることがあるため、実際に利用した方も多いのではないでしょうか。
江ノ島駅前の片瀬すなば通りを江の島方面へ歩くと、江戸勘亭流のようなロゴの歯科医院がありました。
同じビルでしょうか鍼灸院も発見しました。
その後、片瀬東浜海水浴場の交差点まで医療機関は見つかりませんでした。
湘南江の島・江ノ電江ノ島駅周辺のの様子。せっかくなので動画を撮影しました。
当所は小田急江ノ島線は別エリアとする予定でしたが取材高が少ないため、弁天橋を超えて片瀬江ノ島へ進行することになりました。
弁天橋に待ち受ける、アート系オブジェ『雲の形』。おそらく地元の造形アーティストのかたか、江の島と縁のある著名な芸術家の方の作品でしょう。
ただ、アート音痴の取材者の初見時は、
- どうしてミニチュアダックスフンド青銅像が?
という前衛的造形キャッチスカウター能力を発揮しておりました。
ちなみに、平日の正午前ということもあり、江の島周辺は混雑もなく、ほどよい環境で取材を続けることができました。
江の島が江の島たるのは平日のみ。休日はエゴ島になる。
鳥肌モノの戦慄の瞬間
辿りつきました。片瀬江ノ島駅。2020年に完成した駅舎の外装は、取材者以外にもスマホで撮影される方も複数いらっしゃいました。平日でもこの様子なので、休日になるとちょっとした撮影スポットになっているかもしれません。
素朴な疑問ですが、竜宮城に関する意匠権や著作権などは実存するのだろうかと感じてしまいました。
- 浦島太郎は著作権フリーなのだろうか
写真から消えてしまったなにか
こんな想像を楽しみながら取材時の写真画像を整理していると、片瀬江ノ島の駅舎の同じタイミングの写真が2枚ありました。
同じタイミングの写真を連射撮影することはないはずです。取材時のスマホにそのような機能はついていないのですから。
次の瞬間、取材者は目を疑う事実に遭遇しました。
こちらが一枚目の連写されたと思われる同じタイミングの写真
そして、二枚目。
みなさん、もうお気づきだろうか。
一枚目の写真左下には映っていた駅舎を撮影する女性二人が、二枚目の写真では跡形もなく消えているのです。
ちょっと時間がずれたのでないかと勘ぐる方には写真の右手をよーく見てほしい。ピンク色のシャツを着た男性の位置はまったく同じ位置であることを。
お察しください。
医療機関は見つからず
- 片瀬江ノ島駅周辺には医療機関はないかもしれない
新江ノ島水族館です。このあたりにはクリニックなどの医療機関をまったく見つけることができませんでした。
ほとんど国道134号線沿いのお店は、ここ何年もほぼ同じメンバーでしょうか。ただ、江の島国道沿いの空きテナントの広がりが今の日本の景況感を物語っているようにも感じられました。
結果的に、医療機関を見つけられず国道沿いのレッドロブスターまで来てしまったため、右折して湘南モノレール駅方面へ戻ることにします。
- このあたりにあることはわかるが具体的な場所がわからない電柱広告その1。
- このあたりにあることはわかるが具体的な場所がわからない電柱広告その2。
このあたりにおそらくあるのだろう事はわかりましたが、方位的にどこかがまったくわからないため、おもわせぶりな誘いにつられるとあまり良い結果にならないため、とりあえず出発点の湘南江の島に戻る道を探索します。
電柱広告は存在の証明であって案内ではない
大人の事情は子供たちを傷つける
直感を頼りに二足歩行を続けると、鍼灸・接骨院を発見しました。
さらに歯科医院を見つけます。
目の前には江ノ電江ノ島駅の隣駅、湘南海岸公園駅にたどり着きました。
- 見なかったことにして取材を続けます
これは大人が体裁を取り繕うために必要な方便でもあり、大人の事情で繰り返される上手な嘘、ついても良い嘘、物事を潤滑に薦めるための嘘。なのであります。
時として、このような大人の都合は、思春期の子供たちの心を深く傷つけることがあります。
整骨院兼鍼灸院です。
すぐに眼科医院がありました。両院とも湘南海岸公園駅にほどなく近いのですが、あくまでも江ノ島駅周辺の医療機関でくくります。
大人の事情とは東京にない東京ディズニーランドのようなものです。浦安でなくても多くの人々を夢の国にいざなえるのです。
歯科医院です。歯科医院が多いのかもしれません。
線路沿いの裏道を進むと、ほどなくして見覚えのあるお店がありました。
こちらは当社でもECサイト制作のお手伝いをさせていただいた、浜野水産さまの実店舗です。お店の中は、わりと若いカップルの方から年配の方まで幅広い年齢層のお客さんがいらっしゃいました。
さらに歯科医院を発見します。
内科医院のダブル、ファースト。
内科医院のダブル、セカンド。
湘南江の島駅からは、裏道を辿り車を停めている駐車場へ戻ります。やはり医療機関はもうないようです。
ただその後、道を間違えたことでラッキーに、歯科医院と皮膚科の併設された住居兼施設を見つけることができました。ダブルライセンスなのかもしれませんし、医師と歯科医師のご夫婦経営の医院なのかもしれませんが、普通に考えてみれば、歯科診療時は皮膚科は休院となってしまうため、後者である確率が高いでしょう。
今回は気温もわりと高いため、少しハードな取材となりましたが、偶然にもECサイトの制作参加させていただいたお店を拝見できたり、湘南モノレールのことをより知る事ができたので、とても理想的な取材活動となりました。
江の島周辺の医療機関に関して言えば、 歯科医院がとても多い。
- 多分バーベキューする人が多いから。
勝手な憶測と妄想をもとに推測させていただきました。
人は加齢による偏見と憶測により、より物事を柔軟に想像する能力が著しく損なわれていることを痛感する1日ともなりました。
また、日中は30代から40代から50代ぐらいまでのスウェットスーツ姿の女性サーファーが自転車にサーフボードを載せて通過していく姿が数多く見られました。 本当に波乗りが好きな方が、家事の合間にでも波乗りに気軽に波乗りをするために最適な地域のようです。
江の島はサーフボードを装着できる改造型自転車率が高い
2022.07.26 Tue
婦人科形成ブログ [他社サービス]を追加しました
ドクトルネットのWebコンテンツに『婦人科形成ブログ [他社サービス]』を追加しました。
婦人科形成ブログとは、医療機関のルーチェクリニックさま運営のメディカルメディアです。
美容外科・皮膚科、婦人科形成を専門に運営されている医療機関で、クリニックが直接運営する婦人科形成専門の医療メディアになります。サービス提供元は東京都の豊島区(池袋院)と中央区(銀座院)のルーチェクリニック。
https://www.luce-tokyobiyo.com/gynecology/univ/婦人科形成ブログの特長
- 婦人科形成に特化した情報や記事が集約
- 医療機関ならではの婦人科形成に関する情報満載
- クリニック視点で他の婦人科形成施術との比較事例等を紹介
2022.07.19 Tue
相模湖駅周辺の医療機関
JR線中央本線相模湖駅周辺の医療機関を視察
相模湖駅は神奈川県相模原市緑区与瀬にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線本線の駅で相模原市最北の駅となる。
駅の構造は片面の単式ホームと島式ホームの合計3線のホームがある地上の駅。1日あたりの乗降者数は4430人程度(政府公開データ)の閑散駅に分類される駅。
駅からは徒歩10分ほどで、一級河川である相模川をダムによってせき止めて人為的につくられた人造湖の湖畔にアクセスできる。
駅前の雰囲気はとても懐かしい、少しレトロな印象を受ける佇まいでした。飲食店もいくつか開店しており、何とも言えない魅力的なメニューが店頭に紹介されていました。
当日は高尾山口駅の取材を午前中に実施しており、取材高の関係から梯子取材で観光地系の駅前医療機関の探索として相模湖駅周辺を選ばせていただきました。
- ノスタルジックな雰囲気の駅周辺
駅舎自体は2017年にリニューアルされていて、わりと新しい駅舎となっていますが、周辺の飲食点などはどこか懐かしい雰囲気のお店が数店あります。
駅前はバス停車場を含む1周50メートルほどのロータリーがあります。ロータリー前の歩道は屋根がついており、たくさんのつばめの巣がつくられていました。
本日梯子取材の2つ目は、中央本線の相模湖駅周辺の医療機関を探索してみます。ちなみに、JR東日本の中央本線は中央線の正式名称となり、路線は東京から長野経由で名古屋まで続いており、JR東日本とJR東海の2つの鉄道会社の管轄による長い路線名です。
クリニック医院の診療科目と数
京王電鉄高尾線相模湖駅周辺のクリニック医院の診療科目別の所在数をまとめました。
- 総合病院
- 0
- 内科
- 2
- 精神科
- 0
- 神経科
- 0
- 神経内科
- 0
- 呼吸器科
- 0
- 消化器科
- 0
- 胃腸科
- 0
- 循環器科
- 0
- 小児科
- 2
- 外科
- 0
- 整形外科
- 1
- 形成外科
- 0
- 美容外科
- 0
- 脳神経外科
- 0
- 呼吸器外科
- 0
- 心臓血管外科
- 0
- 小児外科
- 0
- 皮膚泌尿器科
- 0
- 皮膚科
- 0
- 泌尿器科
- 1
- 性病科
- 0
- 肛門科
- 0
- 産婦人科
- 0
- 産科
- 0
- 婦人科
- 0
- 眼科
- 0
- 耳鼻咽喉科
- 0
- 気管食道科
- 0
- 放射線科
- 0
- 麻酔科
- 0
- 心療内科
- 0
- アレルギー科
- 0
- リウマチ科
- 0
- リハビリテーション科
- 0
- 歯科
- 2
- 小児歯科
- 1
- 矯正歯科
- 0
- 口腔外科
- 0
- 整骨院
- 1
- 接骨院
- 0
- 鍼灸院
- 2
※厚生労働省:レセプト電算処理システム用診療科コードに準拠
相模湖駅周辺は登山者向け観光地のような雰囲気
基本の散策
今回の取材は、午前中に行われた高尾山口駅編の医療機関の探索があまりにも不振であったため、地理的に比較的近い相模湖駅に梯子取材をした経緯があります。
パーキングのみは事前調査しますが、前知識をほとんど持たないままの訪問となるので、わりとリアルな医療期間の探索取材ができやすい気がします。
駅前には、ロータリーの前に屋根付きの歩道が続いており、たくさんのつばめの巣が屋根裏に見られました。
コインパーキングはいくつかありますが、月極と併設されている10台前後の狭いパーキングは非常に停めずらいので、駅前すぐのあたりのわりと大き目のパーキングに終日課金で駐車しました。
駅に隣接するパーキングもあり30分無料のようでしたが、その後1時間200円という軽妙な課金システムでしたので、短時間の駐車ならよいかもしれません。
駅前には階段を上ったところに、微妙な大きさのスペースがあり、川魚が空中遊泳のオブジェスタイルで歓迎してくれました。
すぐに駅前に内科・小児科医院を発見しました。
懐かしい気持ちになれる飲食店の並びには、何故か新宿 中村屋の看板が掲げられていましたが、まったく気にしない素ぶりで通過します。なぜなら、ここは相模湖駅だから。
ほどよく歩を進めると、整骨院兼鍼灸院がありました。
途中にとても魅力的な喫茶店があり、ナポリタンを食べたい欲求はあなどれないレベルに達していましたが、取材の度に経費を使いまくれるほど錯覚が許容される時代ではないと感じるため、自重するわけであります。
無機質に積み重なるブロック宇宙論は駅前にあるかも
相模湖駅周辺の様子
駅周辺は小さめのロータリーがありバスの停車場や案内所があります。
駅前には飲食店やお土産屋のようなお店が数店舗あり、駅前でもわりと選べる食事が可能なようでした。
高い建造物は見られないため、周辺の景観は見渡しやすいかもしれません。
ほかは取り立てて特筆すべき建物や店舗がないため、駅前の道を真っすぐ相模湖方面に進んで医療機関を探してみます。
すぐに右手に歯科医院がありました。
さらに坂道を下っていくと、相模湖総合事務所がありました。入口を入ってみましたが、閑散としておりどのような市政のための施設かは判明しませんでした。
総合事務所と名乗られてしまうと、総合というさまざまなものをまとめあげて取り扱う事務所となるので、もはや手も足もでません。
その後、相模湖に向けて標高を下げていくと、いつのまにかちょっとした迷子になってしまい、御供岩という御神体がのせられたとされる石がまつられている鳥居に辿りつきました。いいつたえは諸説あるので、これ以上は言及しませんし、真偽は確かめようのない神話性のあることが多いものです。それよりも、いい歳をした大人が、観光地周辺でちょっとした迷子になっていることのほうが、切実な考慮すべき現実でもあります。
湖沿いの小道をあるくと、やがて飲食店の前にたどり着きます。お店は休みのようでしたが、ラインナップの多さに圧巻されてしまいました。
この時点で迷子は解消される状況であったため、先ほどまで感じていた白昼の恐怖感はなくなっております。
どうやら湖畔の遊覧船乗り場や土産店のエリアに出られたようです。
医療機関探索の様子
相模湖駅周辺の医療機関探索とプチ迷子の様子。せっかくなので動画を撮影しました。
弊社公式キャラクター・T-9N(トークン)による簡易音声ガイド付きです。
ことごとく経年を感じさせる看板や装飾が、当時の賑わいを回想させるには充分な証跡となります。
連なる相模湖公園には、発電所で使われていた水車発電機のタービンが重々しく鎮座しています。混じりけなしのタービンです。
もうお気づきでしょうか。医療機関を探していないのではなく、公園に迷い込んでいるだけだということを。
タービンはオブジェ登用できる
湖畔からの脱出
湖畔の相模湖公園から再度、駅前方面に向けて坂道をのぼります。気温も高く湿度もほどほどの初夏のため、水分補給が必要となります。
自動販売機を見つけると、お水系は売り切れでした。甘いジュースは余計に喉の渇きを喚起するため、坂を上ることに専念しました。
公道にたどり着くと、バス停や電信柱があり、歯科医院の電柱看板を発見します。
街のお医者さんの探索取材ではたまに役立っている電柱看板ですが、はっきりいって電柱看板で場所を特定することはほとんどできません。
なんとなく微妙に場所がわからない説明が電柱看板の特徴となります。もしかすると集患に効果があるのかもしれませんが、この看板をみて、医院の場所を想定できたことが取材者にないだけだからもしれません。人それぞれでしょうか。
とはいえ、不満を漏らしているだけでは建設的な未来展望は得られませんので、公道を進みます。
駅方面に少し歩いていると歯科医院を発見しました。
そこから少し歩くと、鍼灸院が。
コインパーキングに戻ろうとしたときに、重大な発見があります。パーキングの目の前に歴史のありそうな医院がありました。通常の医院ではありません。明治時代を彷彿させる明治・大正ロマン風建築様式のわりと大きな医院のようです。
なにぜ、中庭から建物に続く舗装道路がわりと長くて、奥の建物や駐車場が表からはあまり見えません。
ジョニーデップが新作の撮影をしているといっても違和感がない佇まいでした。
ヤクブーツはやめろ
今回の取材は、わりと過酷な内容でした。高尾山口駅では山の歩道を上り下り、相模湖駅では湖畔への道を昇り降り。水分や食事を摂っていなかったこともあり、短時間でも満身創痍となりました。
湖畔近くのコンビニでようやく麦茶とシーチキンにぎりを購入して車中で小休憩します。
湖畔近くのコンビニには、学校を自主休校したのか中学生ぐらいの少年数人が買い物をしていました。
乾いた身体にノンカフェインの麦茶を流し込み、シーチキンのおにぎりを頬張ると、さきほどの少年たちも買い物を終えたようで所定の自転車に乗り、移動の準備をはじめます。
少年たちは盛り上がっていたのでしょうか。楽し気に歌っているようです。
わずかに空いたウィンドウの隙間から変声期前後の独特の声帯周波数で歌声が聞こえました。
- ヤクブーツはやめろ、フゥフゥ。
これが、医療機関を求めて午前中は高尾山口駅周辺をさまよい、午後は相模湖駅周辺でプチ迷子になった取材者に対するはなむけの歌でした。
これが、今回の取材の全貌で包み隠さず公開できることのすべてです。